なまいきわらべの勝手に感想文

しがない暇な大学生の自由気ままな読書感想文です。本の他にも趣味のことも書いてます。

ゴジラも秀樹も人間のうち 「不動心」松井秀喜

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こんにちは。

 

最近は本は読んでいたもののなかなかブログに書くことができなかったので久しぶりに書いていきます。

今までは小説や漫画についての記事しか書いていなかったのですが、今回は初めて新書の紹介をしたいと思います。

 

 

今回は不動心

松井秀喜著 「不動心」(新潮新書

 

この本は言わずと知れたメジャーリーガーの松井秀喜さんが2006年の手首の怪我から大復活を遂げたのちに書いた本です。

 

略歴

松井秀喜

1974年石川県生まれ

星稜高校時代に春夏合わせて甲子園に4回出場

1993年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団

2002年FA権を行使し、ニューヨーク・ヤンキースと契約

2006年に左手首を骨折するまで日米通算1768試合連続出場

2013年国民栄誉賞を受賞

2015年ヤンキースGM特別アドバイザーに就任

 

松井秀喜さんといえば豪快なホームランを打つなど日本人メジャーリーガーとしては珍しいパワーヒッターです。

 

 

 

松井さんはもともとは阪神タイガースのファンだったようです。

しかし、ドラフトで松井さんを選んだのは巨人

 

どのチームに選ばれても断らない。そう決めていたそうですが、選ばれた当初は自分が巨人の選手としてプレーする姿が想像できなかったそうです。

 

自分ではどうすることもできないこと、「もしも阪神に入団していれば、」そう考えたこともあるそうですが、何年かすると逆に阪神の選手としての自分を想像できなかったと書かれています。

 

他にも多くの自分ではコントロールできないことがあったそうです。

自分の理想通りにはならなくても落胆せずに前に進む。そこに松井さんの強さが見えるような気がします。

 

ちなみに、松井さんの「ゴジラ」というニックネームは高校時代に記者の方によってつけられたそうです。

当時高校生だった松井さんはあまり気に入っていなかったそうですが、メジャー時代にはアメリカでファンの人たちに「ガッジィーラ」と呼ばれることが大きな力になったそうです。

こんなところでも自分ではコントロールできないことがあるんですね( ..)φメモメモ

 

 

松井さんは悔しさを口に出すことはあえてしないそうです。

一度口に出してしまうとそのことから抜け出せなくなってしまうためだそうです。

 

確かに、失敗したことをずっと悔やんでいても何も始まりません。

次に向かって気持ちを切り替える。

そのことが大切だと気づかされました。

 

プロで野球をしていると打てない日もあるそうです。

プロの打率はよくても3割ほどです。つまり7割は失敗してしまいます。

そんな中で松井さんは打てた日も、打てなかった日も素振りを行うそうです。

 

私だったら

打てた日は「今日打てたし大丈夫」

打てなかったら「やる気なくなった」

とか言いそうです(-_-;)

 

基礎を繰り返し繰り返し行うことで日々の微妙な変化にも気づくことができるそうです。

プロだったら基礎練習はおろそかになるのだと思っていましたが、プロだからこそ基礎が大切なのだということです。

 

私は高校時代は体育系の部活に所属していました。

試合のたびにとても緊張していたため、良い試合をすることはなかなかできませんでした。

「失敗したらどうしよう」

そんなことばかり考えていました。

 

コントロールできることとできないことを分ける

悔しさはあえて口に出さない

失敗と上手につきあう

 

 これらのことを取り入れて私も「不動心」を身に着けていきたいと思います。

 

大事な時に緊張でうまくいかない

マイナスをプラスに変えたい

 

そんな方はぜひ読んでみてください。

 

 

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感想(58件)

 それでは。