小説紹介 「キッチン風見鶏」 森沢明夫
こんにちは!ボブです。
第3回目は・・・キッチン風見鶏
森沢明夫著 キッチン風見鶏(ハルキ文庫)
今回の作品はほっこりと心温まる作品です。
恋愛要素あり、不思議要素あり、おいしい要素あり、と多くの人に楽しんでいただける内容になっていると思います。
また、自分自身に悩む若者に読んでほしい作品でもあります。
人が認知できるのは自分のことだけです。いや、自分のことでさえ分かっていることのほうが少ないかもしれません。悩みの種はそこかしこに転がっており、以前悩んでいたこと、今悩んでいること、今後悩むこと、悩みが尽きることはありません。
悩み、考えることは大切なことです。しかし、悩んでばっかりではせっかくの楽しみをいつの間にか取り逃がしているかもしれません。(これも悩みですかね😓)
悩んでいても、楽しんでいても時間は過ぎていきます。
いずれは自分の人生に自分の責任で決定を下す時が来るのだと思います。その時に決定材料となるのが、自らが悩んだ時間であり、楽しんだ時間だと思います。
どんな決定をしても、どんな過程でも生きていくことができる。自分の人生を幸せにする方向は1つだけではない。
そんなことを考えさせてくれる1冊でした。